太陽電池の仕組み

ソーラーエネルギーによる太陽電池はエコロジーの観点から最も注目されている分野ですが、ここではその仕組みについて解説します。



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太陽電池の仕組み

シリコン太陽電池


太陽電池は、使用される半導体によっていろいろな種類があります。大別すると「シリコン系」と「化合物系などのその他」があるのですが、前述の通り、現在の主流はシリコン系となっています。


シリコン系の半導体は、更に結晶系と薄膜系に分かれます。結晶系はシリコンを溶かして固め、薄くスライスした基板から作るのですが、薄膜系はガラスなどの上に主にプラズマを利用して更に薄いシリコン膜を成膜させて作られます。


結晶系の中でも「単結晶タイプ」は古くからあり、約200μm〜300μmの薄いシリコンの単結晶基板に太陽電池を作ります。基板の値段が高いのですが性能や信頼性に優れているメリットがあります。


対して「多結晶タイプ」は単結晶より安価で、作りやすいので、変換効率は単結晶にやや劣るものの現在の主流になっています。これは比較的小さな結晶が集まった多結晶の基板に太陽電池を作ったものです。


薄膜系のメリットは、大きな面積(110cm×140cmなど)のものを大量生産できることなのですが、変換効率や信頼性で、まだ結晶系シリコンに劣っているのが課題です。


構造的には、非晶質のアモルファス・シリコンや結晶シリコンをガラスなどの基板の上に、非常に薄い膜(約1μm)を形成させて作る太陽電池となっています。こうした各タイプが用途に合わせて活用されています。


太陽電池の仕組み

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